妻が旅立って1年が過ぎた。
正式な法要はしないのだが、自分なりに弔っている。
いつもより少し多く花を飾り、妻が好きだった菓子を遺影の前に供え、生前、美味しいと言ってくれた焼きそばを作って独りで食べた。
両親とメッセージのやり取りをし、義母と電話で話した。
電話を切るまでは涙をなんとかこらえていたのだが、切った途端に大きな声を上げて泣いてしまった。
声を上げて泣いたのは久しぶりだ。
誰が聞いているわけでもないので、恥ずかしいこともなく、思い切り声を上げられる。
後日、落ち着いてからブログを書こうと思っていたのだが、書かずにはいられなくなった。
これを書いていたら、また涙が出てきた。
1年経てばもう少し悲しみが癒えるのかと思っていたが、この節目の日に感じる悲しさはあの時とまったく変わっていない気がする。
一周忌とは、悲しさを再確認する日なのか。