第二の患者

「第二の患者」について

がん患者の家族は「第二の患者」ともいわれます。 このブログはもともと「第二の患者」としての自分を奮い立たせたり、悩みを吐露したりするためのものとして始め、同じような境遇にある方とのゆるい繋がりを持つことも目的としておりました。 その後、状況…

ご報告

妻が旅立ちました。 もう少し入院生活が続くと思って、いろいろ買い揃えたのですが、わずか1泊で入院生活は終わりました。 葬儀やらなにやらに向けて冷静に事を進めたり、ふいに襲ってくる悲しさや孤独感で涙を流したりと、制御し難い感情の波に揺さぶられ…

妻の入院

妻が入院しました。 恐らく、もう自宅へは戻れないでしょう。 徐々に弱っていき、ほとんど会話がなくなっても、今朝までは側にいた妻。 独りになることがこんなにも辛いとは思っていませんでした。 付き添いを終え、帰宅するまでは、残っている野菜で料理で…

冬物のクリーニング

また自分語りをしてしまいました。 よろしければ、ご覧ください。

最悪ではないけれど

先日来、妻が胸痛を訴えていましたが、検査の結果、その原因は胸水ではありませんでした。 痛みの原因として考えられるのは、増大した腫瘍が胸膜に触れて刺激している可能性があるとのことでしたが、画像からはその可能性は低く、心因性かもしれないとのこと…

伝えられないストレス

妻は自身の病気についての情報をネットでは調べないようにしています。 ネガティブな情報にばかり目が行き、悪影響の方が大きいからです。 不明な点は主治医に直接たずねるようにしているのですが、それまで待てずにどうしても知りたくなった時は、代わりに…

「治る時代」が早く来て欲しい

画期的な研究を報じる記事がありました。 finders.me 本当の意味で「治る時代」が到来するかもしれませんね。

定年が延長されるとか

妻の再発が分かってからは、将来のことを妻と話すことが難しくなりました。 1年後のことを話題にするのも躊躇します。 ましてや何年も先のことなど、極力自分からは話さないように気を付けています。

迷うための時間

NHKの朝ドラ『おかえりモネ』を観ています。 と言っても、土曜日のダイジェスト版ですが。 先週、がんに関する話題が出て来て、最初は「またかよ」とうんざりしていたのですが、よく見られるようなステレオタイプな描き方ではなく、共感できる内容になっ…

平凡が目標ではいけませんか?

池江璃花子さんの言葉が一部で物議を醸しているようですね。 私は彼女自身に対しては批判的な考えを持ってはいないのですが、勝手な意味づけをしようとするマスコミの取り上げ方に対しては、ちょっとひねくれたことを考えてしまいます。

様々な症状

がんが引き起こす症状には、治療による副作用も含めると様々なものがあります。 中には意外と思えるようなものもあり、それががんや治療の影響だと気付かないまま困っていることがあるかもしれません。 以前と違う症状が出たら、医療スタッフに相談してみる…

副作用への対処

芸能人などの闘病記では副作用の辛さがクローズアップされることが多いように思います。 でも、副作用の出方には個人差がありますし、吐き気などの辛い症状はある程度抑えられることがあります。 これから治療をする方には、副作用を恐れて治療をやめてしま…

歩調を合わせながら

妻は腸骨に強い痛みがあります。 夫婦で行動するときは、妻に歩調を合わせてゆっくり歩かなければなりません。

喧嘩ができるということ

年が明けたので、もう去年のことになりますが、久し振りに妻と喧嘩をしました。 喧嘩と言っても、ごく些細なことで、ちょっとした言い合いになっただけですが。 ようやく喧嘩ができるまでに心が回復したのかなと思い、嬉しくもありました。

その病名は本当に言う必要がありますか?

何気なくテレビを見ていると、思わぬ時に聞きたくない言葉が聞こえてきてしまいます。 一時でも辛い現実を忘れたいと思っているのに、否応なしに現実に引き戻され、チャンネルを変えたり、テレビを消したりすることになります。

楽しい旅行の裏には・・・

秋の休日、妻が久し振りに外出に前向きになったので、日帰りの小旅行に出かけました。 妻にとっては良い気分転換になったようですが、私の心は少し乱れました。

休薬(ケモホリデー)という選択肢

妻が主治医から「休薬」という選択肢を提示されました。 あまり一般的ではないようですが、「ケモホリデー」という言葉もあるようです。 恐らく「ケモ(化学療法)」と「ホリデー(休日)」を組み合わせた言葉なのでしょう。 www.kango-roo.com 「ケモホリデ…

手札が増えることを願って

デルクステカンという新しい抗がん剤が再発乳がんに使えるようになったようです。 medical.nikkeibp.co.jp 適応になる場合は、効果が期待できそうです。 独立中央判定委員会による奏効率は60.9%、奏効期間中央値は14.8ヵ月であり、持続的な腫瘍縮小効果が示…

例えば洗面所の照明

NHKの「ひとモノガタリ」という番組で中島ナオさんという女性とその活動を知りました。 www4.nhk.or.jp www.delete-c.com www.nheadwear.com

「幸せ」とは「日々の生活」かもしれない

抗がん剤治療中は副作用が出て、それまで当たり前に行っていたことに困難を感じることが多くなります。 「生活の工夫カード」には、掃除、炊事、買い物などの日常生活についても収録されており、参考になります。 それらのカードを見てみると、「無理をせず…

QOLと腫瘍の大きさ

QOL とは Quality of Life の略で、「生活の質」と訳されます。 Quality of Life(QOL)のことで、「生活の質」と訳すこともあります。治療や療養生活を送る患者さんの肉体的、精神的、社会的、経済的、すべてを含めた生活の質を意味します。(略)治療法を選…

手洗いで感染症を予防しましょう

新型コロナウイルスの情報を見ると、「早めの相談が必要な人」に「免疫抑制剤や抗がん剤を使用している人」が含まれていますね。 www3.nhk.or.jp 闘病中の方も、私のような「第二の患者」の方も、入念な「手洗い」を心がけて、この事態を乗り切りましょう。 …

大事な決断は焦らずに

告知を受けると誰でも混乱するでしょう。 患者本人はもちろん、その家族も。 その混乱の最中に治療法を選択しなければならないのが、告知後の最初で最大の決断と言えるかもしれません。 がんと告知されたら、大事な決断は先送りにして、すぐに決めないことが…

第二の患者

「第二の患者」についての情報です。 ・まずは一般的な情報。ganclass.jp ・さらに詳しい情報はこちら。「もっと知ってほしい 大切な人ががんになったとき」はとても有用です。 www.cancernet.jp ・もう1つ。漫画なので分かりやすいと思います。 bigcomicbr…