「第二の患者」についての情報です。
・まずは一般的な情報。
ganclass.jp
・さらに詳しい情報はこちら。「もっと知ってほしい 大切な人ががんになったとき」はとても有用です。
・もう1つ。漫画なので分かりやすいと思います。
第二の患者
妻は乳がんに罹患しています。
結婚直後に初発。術後、十数年経過してひと安心したのもつかの間、転移が見つかり、現在は化学療法を受けています。*1
これまで、患者である妻はもちろん、その家族である私も様々な葛藤を経験してきました。
私が苦しんできたことのひとつに「悩みを打ち明けられる相手がいない」ということがあり、再発後はその苦しさがより一層強くなりました。
同僚や近所の人に気軽に話せるような話題ではありません。
相手に負担をかけてしまうでしょうし、逆に気持ちが沈んでしまうような言葉が返ってくる恐れもあります。
妻に話すわけにもいきません。
そんなことは当たり前だと思われるかも知れませんが、再発するまで、私たち夫婦は病気のことも含めて、何でも包み隠さずに話し合いながら困難を乗り越えて来ました。
でも、今はそれが出来ないのです。
妻は初発の時とは比較にならないほど気持ちが暗く沈んでいます。
ただでさえ落ち込んでいるところに「あなたのせいで悩んでいます」というメッセージとして受け取られてしまいそうなことは言えません。(もちろん、そんなつもりは全くありませんが。)
また、妻への負担を少しでも減らそうという考えから、仕事のちょっとした愚痴なども控えるようにしました。
以前は何でも話し合える関係だったのに。
こうして私のストレスは溜まり続け、押し潰されそうになってしまったのです。
病院で処方された薬を飲んでも良く眠れず、常に睡眠不足の状態が続いていました。
今にして思えば、「病気でもないのに薬を飲むなんて」という思いもストレスになっていたのかも知れません。
転機となったのは、ブログを書こうと思い立ったことです。
発信することを考えただけで、気持ちが少し軽くなりました。
そして、ブログの準備をするうち、「第二の患者」という言葉を見つけたのです。
「第二の患者」で検索してみると、自分が特別なわけではないということが分かりました。
また、不安や悩みを解決するための方策なども数多く見つかりました。
それらの情報は、私にとっては既に経験済み、あるいは解決済みのことが多かったのですが、これから「第二の患者」になる人や、なったばかりの人にはきっと有用な情報と思います。
もしも「第二の患者」という検索ワードを知っていれば、それらの情報に辿り着くのがより容易になるはずです。
しかし、自分が「第二の患者」であるという自覚がなければ、あるいは「第二の患者」という言葉を知らなければ、せっかくの情報に辿り着くのは難しいでしょう。
「第二の患者」という言葉がもっと一般的になれば、その分だけ「第二の患者」が救われる機会が増すはずです。
その一助となりたいというのも、このブログの目標の1つです。
差し当たり、「はてなブログ」で「第二の患者」というグループを作ってみようと思ったのですが、有料版でないと出来ないのですね。
どなたか作ってくれませんかね。
・・・なんて言っているようでは、目標の達成は遠いかな。